あなたにお手紙書きましょう 井上瑞稀・橋本涼

 

はしもとくんを応援していると、気持ちがほかほかになることがおおい。それはひとえにはしもとくんの力であると思うと同時に、はしもとくんが愛する彼を取り巻く環境をわたしも愛せるからなのではないかなーってぼんやり感じている。愛する人と愛する「事」を共有できることはきっと当たり前なんかではなくて、それもやっぱり大切なことに対して素直で恥じない涼さんだからなんだとわたしは思う。わたしのすきなひとって、たぶんそういうひとだ。

 

瑞稀くんがそういう、「運命」をぶんなぐる「必然」とか、前を向くために必要な存在に涼さんを挙げたりとか、そういう……まっすぐで、そう、涼さんみたいな言い回しをするなんて、正直思っていなかった。どんなことを言うんだろうかとは思っていたけど、瑞稀くんは雑誌のインタビューでも涼さんのことをまっすぐ語ったりとかあんまりしていないイメージだったから、意外で、鍵のかかった心の奥をするり撫でられた気がした。インタビューあんまり読んでるわけではないので不確かなこと言ってますが、最近は瑞稀くん→涼さんの心情吐露みたいな、そういうのってあんまりなかった気がしたから……だからこのコーナー、身構えていたのかもしれない。瑞稀くんがどんなふうに何を言うのか、わたしにはわからなかったから。

瑞稀くんは優斗くんとなかよしだし、そやさくのこともかわいがっている(かわいがられている?)し、なにかエピソードを出す時には涼さんのことよりもほかの3人のことの方が多い気がして、一方で、涼さんは大事なところでは瑞稀くんの話をよくしている気がしている。そして瑞稀くんには、自分の行く先、つまり「縦」の話はするけど、現状5人でのつながり、「横」の話に言及することはそこまでないかな〜という印象を受けている。もちろん横に対して気持ちがないわけではないと思うし、口に出さないことは賢明な判断とも言えるから、賢いな聡いな、と思うわけだけど、涼さんがあんまりまっすぐことばにするから、ちょっと、たまに、瑞稀くんって「今」の涼さんのこと、どう思ってるのかなって、思ったりしていた。

 

瑞稀くん、涼さんのこと「頼れる」って思ってるんだなって、それを他のなんでもない、平面の雑誌の文章でもない、瑞稀くんの声にのせた彼の体温を纏ったことばでわたしにガッチンと届いてきて、収録なのに熱がバチンと今日のわたしの身体をグルグルと駆け巡ってどうしようかと思った。明け方の街に大きな涙混じりの声で叫びたくなっちゃったよ、「聞いたか、瑞稀くんってはしもとくんのこと大切に思ってるんだぞ」って。だいすきな涼さんがだいすきな瑞稀くんに愛されていること、信頼されていること、そのことがわたしにとってひどくひどくうれしかった。

 

涼さんから瑞稀くんへのことばは、今まで聞いてきたことそのまんまで、ただこれも涼さん自身の体温がぶわあってわたしに広がってくるあったかくてやわらかくてまっすぐなことばが、涼さん自身の声が電波と画面を通して突き刺さるみたいに飛んできて、もう、本当に勘弁してくれ〜……ってへなへなと蹲ってしまった。もうどうしたらいいかわからない。

涼さんのことばは、いつだって「はしみずの正解」だなあと、わたしはおもう。それはわたしが涼さんのことを過ぎるくらい信じているからかもしれないけど、雑誌を読んだときも、今回も、涼さんがくれるまっすぐで偽りのないことばは、彼らの正解だなあと思う。「いちばん信じている人は瑞稀」も正直相当こたえたけど、「相棒」って、ことばに、痺れて痺れて、わたしは……。涼さんのことばえらびは、彼自身だと思うからこそ、「運命共同体」も、「相棒」も、ぜんぶぜんぶ彼らを言い表すことばとしてドンピシャ100点はなまる大正解なのです。シンメというより、「相棒さん」。5人が好きということばをさんざっぱら強調しておいて、最後に「最高」ってまでつけてそんな言い方ないよ……。それはあんまりにも好きすぎるよ。

 

高校を卒業してしまった彼らがさびしくて、さびしくて、仕方がなかったのは、涼さんの言う通り背中合わせみたいに正反対なふたりを結びつける強固な糸をここで失ってしまうような気がしていたからっていうのも、たぶんあって、そんなのわたしのわがままでエゴで、子供でいてほしい弱くていてほしいと願ってしまう悪い癖なのは重々承知で、それでもさびしかった。いつまでもおなじ場所や同じ進路にいることが、イコール、おなじ未来を見ることだと勘違いしていることに気づきつつ、それを望んでしまっていた。

 

「これからもよろしく」とまるで俺らこれから先一緒にいるに決まってんじゃん、みたいな言い方されると、あんなHiHi Jets見せられてしまうと、わたしには「信じる」という道しか残されていないと鮮明に感じた。選択肢なんて初めからあるようでないようなものだ。感じた寂しさを打ち砕く熱が、そこにあった。HiHi Jets、それがわたしにとって至極幸せな道であることと引き換えにこれからの未来をぜんぶぜんぶ幸せにしてくれなくっちゃ許さないってひどい呪いをかけてしまうけど、許してほしい。

ローラーでスアーーーって出てきた時から最高が確定してしまっている猪狩さん、いつも通り耽美で精緻な笑みをたたえる作間くん、みんなを操って歌う瑞稀くん、曲中ですらどんどん魅力で溢れていく涼さん。みんな素敵で、かっこよくて、でもわたしは優斗くんがすっごくすっごくいい顔で、ハイハイジェッツポーズをしたことがなによりも刺さって抜けなかった。ことばにしない優斗くんの優しさと責任を感じつつすこしばかりの寂しさを感じたりしていた他担を殴るようないい顔だった。あれはHiHi Jetsの「正解」だ。5人とも最高で、最高で、これはもうHiHi Jetsが天下取るしかないなー!!!!

 

涼さんが愛するHiHi Jetsというグループも、瑞稀くんという必然な運命共同体の相棒も、これからもぜんぶぜんぶ、愛していきたい。

橋本涼さん、これはプロポーズなんですが、わたしは涼さんのファンになれて幸せです。愛しています。